専務のダイエット体験記【連載第2回】
2012年09月24日きっかけは二つの理由から・・・
一つ目は妻の一言です。
「あの人はもう男を捨ててるから。」
直接ではありませんが、妻が友人に私のことをこう話したそうです。 確かに結婚以来、妻の心配をよそに暴食の限りを尽くし、 その結果、およそオシャレなどとは縁遠い存在になっていたのは事実です。 今まで妻の警告は殆ど無視してきましたが、 しかし「男を捨ててる」といわれては・・・それも妻に・・・。
さすがに黙っているわけにはいきません。
私は健康上の理由では、もはやダイエットへの意欲は湧いて来ませんでしたが、 「油断しきってすっかり私を見くびっている妻を見返したい」という、 明確な目標が見つかりました。
合言葉は 「60歳までに60キロになって、不埒な親父になるぞ!」 です。
二つ目は 「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫 著)を読んだことです。
痩せる意欲が如何に湧いてきても、的確な方法が必要です。 それも我慢が苦手な自分に合った方法です。 特定の食品を異常に食べ続けたり、または食べなかったり、 さらには地道な運動を続けるのは私には向いていません。
その中のいくつかはすでに試み、ある程度の効果と その何倍かのリバウンドは体験済みです。 こんな88キロの私が60歳になったとき、60キロになれる方法は?
始めはユニークなタイトルに惹かれて 「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫 著)を読み始めました。
そして著者が食欲旺盛で運動嫌いという点に共感を覚え、 しかも失礼ながら著者は私より更なる暴食ぶりで巨漢だったようで、
「これならやってみる価値はありそうだな、失敗しても何も失いはしない。 失うどころか体重が増えるだけだ。」
さあこれで人生6回目のダイエットに取り組む目的もその方法も明確になりました。 後は実行です。
キーワードは「カロリーレージ」
この「いつまでもデブと思うなよ」に書かれている考え方や内容は、 私には大変参考になりました。 ですから私のコメントも随所にこの本に書かれていることが出てきます。
ただ、私はこの本で一番肝心なレコーディング(食べたものの全ての記録)を 真面目に実行しませんでした。
その代わりに35年も食の道にいますから、 その経験と知識を活用し、とにかく空腹を我慢しないですむ知恵を絞りました。 結果は
100日足らずで18キロ減です。
そしてキーワードは 「カロリーレージ」です。 あぁやっとこのキーワードに辿り着けました。
素人の解説で厄介なのは、話が下手なことではない。 もっと始末に終えないのは、話が長いことだ。と テレビである司会者が言ってました。
私もズブの素人なので、前置きがすっかり長くなってしまいました。申し訳ありません。 次回からは、いよいよ我慢したくない人の「カロリーレージ」を具体的に説明していきます。