専務のダイエット体験記【連載第1回】
2012年09月23日このコーナーを書くにあたり・・・
いきなりですが、2011年9月7日に88キロあった私の体重が クリスマスには70キロを割り、 もうすぐ9ヶ月目に入ろうとする現在は69キロ前後が保てています。 つまり4ヶ月足らずで18キロ減り、その後の半年間リバウンドしていない状態です。
毎日顔をあわせる会社の仲間達も刻々と痩せていくことに気がつき、 始めはどこか悪いのではないかと心配し、 その次は「どうせまた2ヶ月もしないうちにリバウンドすると見ていましたが、 今回のダイエット方が今までと違い上手くいってそうだと分かると、 今度は会社のホームページやメルマガに紹介しようと言い出したのです。
個人のブログならともかく、会社のホームページに載せるのは問題だろうと思いましたが、 我社のホームページを企画編集している青年のS君が
「確かに食品会社が個人のダイエット情報を載せるのは変かもしれません。 でも松蔵のホームページは、単に自社製品を宣伝するだけではなく、 アクセスして頂いた方達に食を中心とした情報を提供し、 役に立ててもらうのが最大の目的ですから大丈夫ですよ。 美味しい食べ物の情報だけでなく、その美味しい食べ物を生涯食べ続けられるように、 体に優しい食生活のあり方をお知らせするのは、 むしろ食べ物を提供する会社として間違っていないんじゃないでしょうか。 第一、私だってどうやったのか詳しく知りたいし・・」
などと説得され、 このコーナーをもつことになりました。
素人の解説で恐縮ですが、これから何回かに分けて書かせていただくことにします。 文章は下手ですが中身はきっとお役に立つと思いますので、しばらくお付き合いください。 ただし私は35年前に調理師の資格を取ったときに栄養素の勉強を少しした以外、 特別に医学的な勉強をしたわけではありません。 従って知り合いのおじさんが、どうやって痩せたか自分の経験談を 少し自慢しながら話しているぐらいの気持ちで読んでください。 つまりこの話には医学的な裏づけはありませんし、 有限会社松蔵が何らかの保証をするものではありません。 単に私個人の体験談ですから予めご了承ください。
これまでの35年間、毎年1キロずつ増えてきたことになります
ではまずダイエット情報ではお決まりの、以前私はこうだった的な話をします。 私は現在58歳男性、会社では主に商品開発を担当しています。
23歳でコック見習いとして食の道に入ったときは52キロだった体重も、 美味しいものを求め続けてきた結果、 58歳になった時には88キロまで増えてしまっていました。 なんと35年間、毎年1キロずつ増え続けてきたことになります。 その間5回ぐらいダイエットに取り組み、 5キロから8キロ程度のダイエットに成功はするものの、 その都度リバウンドを繰り返し、結局58歳の立派なデブ親父が出来上がってしまいました。
私は不器用で音痴で字がめちゃくちゃ下手で、運動もいつの間にか苦手になり、 ついでに言うと極端な短足です。 ズボンを買って裾上げの採寸をするとき、 股下を計った店員さんは必ず計り違いではないかと2回確認しながら お直し伝票を書き込みます。(笑)
つまり私は、残念なことに人類としての風貌には あまり恵まれていないカテゴリーの人間です。 そしておまけにデブでした。
他の人に負けないのは、食べる量です。 食べようと思えばステーキは1キロぐらい楽に食べますし、 数年前になりますがとんこつラーメンの試食で12杯完食したことがあります。 テレビに出てくるフードファイターにはかないませんが、 一般の方からするとかなりの大食漢です。 家族からは歳を考えていい加減にしたら?と攻められる度に 「職業上仕方がないんだ」と言い訳しながら毎日、いや毎食が食べ放題でした。
試みたダイエットは・・・
今までに試みたダイエット法は、タマゴやグレープフルーツを大量に摂ったり、 炭水化物を摂らないものでしたが、それらはいずれもダイエット中、 多くの我慢を強いられました。 またキノコダイエット等はそれなりに効果が出ましたが、 大量のキノコを週に何回か長時間煮詰める手間が面倒でした。 結局いずれもリバウンドしてしまい半年後には元の体重を上回ってしまいました。
つまり私は決して強靭な意志や特別な忍耐力を持った親父ではなく、 痩せたいけどなかなか痩せられないと半ば諦めている多くの人達と同類、 いや大食漢なため、皆さんより痩せるにはハンディーがあったと思います。 まして新しい食品や味を作る為に試食を繰り返さなければならない仕事をしているのです。
そんな状況ですから、去年の夏ごろは 「自分はこの先ずっと、どこのお店に行っても着られる洋服が見つからない、 いわゆるデブの人生を過ごすんだろうな。まっいいか」と思っていました。 ところが健康診断の度に医師に警告されても無視してきた私に、 懲りずに6回目のダイエットに取り組む事になる2つのきっかけがありました。