相原高等学校オリジナルカレー・ハヤシのOEM・PB商品開発

2016年05月16日

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「教育の一環として学校オリジナルのカレーとハヤシを開発したい」
相原高等学校様よりご依頼を受け、PB商品・OEM開発に着手しました。
相原高校は全国でも珍しい農業系の学科と商業系の学科を併設する専門学校です。
今回は農業系・畜産科の先生から直接の依頼でした。
学校教育の一環として何か形に残るものをつくりたい。
そして文化祭で実際に販売できるものにしたい。
と考えた時にレトルトカレーがいいのではないかと考えられたそうです。
もちろん弊社で開発が可能のため、打ち合わせを進める事になりました。
しかし、ひとつ重要な前提条件がありました。それは・・・

「生徒達が育ててきた牛・豚を使用して商品化させること」

畜産科では実際に生徒達が授業・日常生活の中で牛・豚を育てています。その実際に育ててきた牛と豚の肉を具材として使用し、レトルトカレーをつくるというものでした。
弊社ではお取引様から直接具材の供給をして頂き、商品を開発・製造することもあります。
どうしてもお取引様にしか手に入らない材料や価格面で供給して頂く方がコストを抑えられる場合にはそのような対応をしております。
しかしながら、今回のように「自分たちが育て上げてきた肉を使用してつくってほしい」という依頼は初めての試みでした。しかもそれは生徒たちが愛情を持って育て上げてきた牛と豚の大事なお肉です。
自ずと開発にも力が入りました。その後の商談でカレーとハヤシの2商品を開発する事になり、具体的なカレーとハヤシの味イメージと目指していきたい商品の方向性(肉の大きさ・価格帯など)を明確にしていきました。
そしてカレーとハヤシ、それぞれ2品ずつ試作品をつくり、生徒たちが授業の中で味見をしてどちらが美味しかったか投票します。それを繰り返すこと3回。ついに相原高校オリジナルカレーとハヤシが完成しました。パッケージの箱も生徒達がデザインをし、温かみのあるオリジナルパッケージが出来上がりました。

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その年の文化祭では製造した約5000個を2日間で完売し、この開発プロジェクトも大盛況のうちに終わりました。生徒達の思いがこのようにして形になり、そこに少しでも関われた事は弊社にとっても大変な喜びでした。

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